工学院大学 スチューデントセンター

竣工年:2008年
所在地:東京都八王子市
建築設計:澤岡清秀+
     山本・堀アーキテクツ

掲載誌
・新建築 2008.04
・GA JAPAN85
・建築技術 2008.05

スチューデントセンターは、食堂機能に留まらず教室を離れた学生生活の充実を期待し、自主的で自由な活動の場を提供するものである。いつでもどこでも学生達の活動を促す活力を生むような、そしてサポートできる設えを持つ施設であるべきだと考えた。

様々な場面を特徴づけるため、できるだけ多くの素材を使用することで、既成概念に縛られた画一的な家具配置の体験から脱する事と、触感覚への覚醒を促したい。あまり家具には使われることのない建築素材をあえて用い、温かさ、柔らかさ、硬さ、冷たさ、重さ等、視覚ヘの提案だけでなく、食べる行為と共に触感覚ヘ働きかける。この空間でこそ体験できる『学生へのメッセージ』である。