竣工年:2005年 所在地:長野県茅野市 建築設計:古谷誠章+八木佐千子/NASCA 掲載誌 ・新建築 2005年11月号 ・GA JAPAN 77 ・日経アーキテクチュア 2005.10.31 ・建築技術 2006年3月号 ・近代建築 2005年12月号 ・ディテール169
JR茅野駅に直結した天井の高い細長い空間に、誰もが楽しみながら利用できる「知のサロン」となるように計画した図書室。
どこからでも視界に入る郷土の風景や季節の移ろいが肌で感じられるような、本棚に邪魔されることなく近所の人や友人を見つけ挨拶が交わせる見通しの良さを大切にデザインした。家具の存在を無くすために4mmの鉄板を採用。書籍の種類やサイズの徹底的なチェックを行い、書棚の高さをぎりぎりにおさえた。随所に見通しのためのスリットを設け、さらに強度を確保するための背板もパンチング板にし、透過性の高い軽やかな書架ができた。