竣工年:2018年 所在地:青森県五所川原市 建築設計:佐藤総合計画
庁舎の中に入ると、ヒバの香りが人々を迎え入れてくれる。庁舎に必要なほぼ全ての家具にヒバ材を使用し、小さな子供から高齢者まで使いやすい木のぬくもりを活かしたデザインとした。イベント時には可動し自由に配置できるようにしたことで、様々な市民活動をサポートする。無垢材を集成した厚い板を使用し、やわらかいエッジのディテールを生むことができた。また、主要な結合部は蟻継木組とし、できる限り木以外の部材は使用せずに構成している。仕上げにはヒバオイルを浸透させており、定期的にメンテナンスすることで良い香りを保つことができる。